タラレバではなく3倍練習

”けん”です。本日のゴルフレッスンは「タラレバではなく3倍練習」です。

タラレバではなく3倍練習

宮里藍がシード落ちの危機です。今のままではかなり厳しい状況です。来年はこれまでの実績で試合に出ることはできますが、それ以降は何も保証がありません。

今の状況を「全てを受け入れる」といっています。これってとても重要なことです。周りが強くなったのも事実です。今のままでは決して良い成績を残せることはないでしょう。しかし、藍ちゃんは今年ダメでも来年はやってくれると思います。

それでは本題に移ります。

ゴルフにおいてタラレバはつきものです。とくにアマチュアの場合・・・

  • あのパットが入っていれば・・・
  • あそこでOBを打たなければ・・・
  • 上がりの3ホールで崩れただけ・・・

すべてが言い訳。だから何なの!?ということになりますが、実際にプレーするとこのようなタラレバを理由にして「今日は振るわなかった。いつもはこんなはずじゃない」と言い訳するゴルファーが多いです。

負けたくないライバルや恥ずかしいところを見せたくない相手とのラウンドでは特にそのような傾向があるのではないでしょうか。ゴルフの勝ち負けはドライバーの飛距離でもアイアンの飛距離でもなくスコアです。

スコアで負けてしまえば、よく飛んだ2番ホールのティーショットも何も関係ないのです。相手に対して勝つためには結果が重要です。

負けたときはとても悔しいものです。ゴルフは毎日ラウンドできるようなスポーツではありませんので、次の機会まで期間があります。負けてしまった相手が前回のラウンドを振り返るたびに悶々とした気持ちで聞かなければならず、「今なら上手くラウンドできるんだけど・・・」と言うと負け惜しみになってしまいます。

負けを認めることが出発点

負けを認めることからしか何も得ることができません。この悔しさを練習に活かし、次回の対戦で完膚なきまで叩きのめす覚悟を決めることです。

これまでと同じ練習をして次回の対戦に備えることはあまりおすすめできません。長い目で見て間違った練習とはいいませんが、上達するにはそれなりに時間がかかります。飛躍的に上達しなければ、今度対戦するときに勝つことはできません。

飛躍的に上達するには、まずは負けを認めたあと、相手との差を再確認する作業が必要になります。冷静に考えてみて、「あのパットが入っていれば」というのであればパッティングの練習が必要になりますし、「あそこでOBを打たなければ」というのならティーショットの練習をしなければならないでしょう。周りから「ドライバーの練習よりもショートアイアンだ」と言われても自分に足りないものを練習することが上達の近道です。

そして、ライバルの2倍練習しなければ追いつけませんし、3倍練習しなければ相手に勝つことはできません。これは私の持論です。極端ですが、それくらいの気持ちを持たなければいけないということです。

悪いときは、ゴルフも楽しくないものです。それでもゴルフ場から何か1つでも今後につながるものを持ち帰ることができれば、それは無駄ではなかったと割り切りましょう。

良いスコアでラウンドできたときは、良かった、嬉しいで済ませてしまいがちです。その隙をついてライバルを抜き去りましょう。

勝った時は聞き役に徹する

ライバルに勝ち、相手がタラレバを語りはじめたら、聞き役に徹し相槌を何度も打ってあげましょう。聞き役のあなたも気持ち良く負け惜しみの言い訳だと思えるはずです。

「結果的には負けたんだろう」という気持ちは表に出すことなく、相手がこれまでと同じ練習をするように仕向けるために「いつもと違って、今回はおかしかったよね」と相手が気持ち良くなるような相槌で相手を腑抜けにすることも徹底したいところです。そこまですれば、次も勝てるぞ!

ではまた