2015年全米オープンファイナルラウンド

2015年、全米オープンも終わりました。ジョーダン・スピースの優勝で幕を下ろしました。スピースは前評判も高く、始まる前の優勝予測ではローリー・マキロイに次ぐ2番手として候補に挙がっていました。

弱冠21歳の若者がマスターズ、全米オープンと連続で獲得したことはとてもすごいことのようです。

2015年全米オープンファイナルラウンド

首位を守ってきたダスティン・ジョンソンは最終日のフロント9までは非常に良いゴルフをしていたのですが、メジャーのプレッシャーに押しつぶされたのでしょう。自滅という形になりました。メジャー大会ではよくあることです。

ジョーダン・スピースとダスティン・ジョンソンの勝敗を分けたのは明らかにメジャータイトルのプレッシャーでした。世界選手権を獲得しているダスティン・ジョンソンですが、やはりメジャーのプレッシャーは違うのだということでしょう。

今回のコースはこれまでの全米オープンとは異なるリンクスタイプで、距離は長いもののフェアウェイがとても広いため、ダスティン・ジョンソンのような飛ばし屋が有利になったようです。他の選手が長いクラブを持っているにもかかわらず、ダスティン・ジョンソンはショートアイアンで攻めるというホールがたくさんありました。

そのためグリーン上でもボールを止めることができるため、バーディーチャンスを量産できたと思います。グリーンの芝が読みにくいためバーディーチャンスで決めきれなくてもストレスなくパーが取れるのはとても重要です。

松山英樹選手は3オーバーの18位タイ。順位だけを見ればそこそこの成績ですが、松山はもっとできると私たちも思っているだけに少し残念です。スピースとの差は8打差です。1ラウンド平均2打差で、これはかなりの大差になっています。

タイガー・ウッズが復活する兆しが見えない今、世界が注目しているマキロイ、スピース、松山の3人がゴルフ界をけん引していくとすれば、近いうちに松山もメジャータイトルを取らなければなりません。

そうなってほしいですね。

もちろん、石川遼選手にも期待しています。「1つ勝つことができれば何かが変わるはず。努力は裏切らない。」中島常幸氏が石川遼選手に贈る言葉です。中島さん、やっぱり素敵な人だ!

ではまた