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クリフォード・ロバーツについて

マスターズについて語る上で欠かすことのできない人物が二人います。一人は生涯アマチュアとして戦った球聖ボビー・ジョーンズです。マスターズではボビー・ジョーンズばかりが全面に押し出されますが、知れば知るほどもう一人の人物の存在感を増してきます。

クリフォード・ロバーツ/項目

クリフォード・ロバーツ

ウォール街のやり手投資銀行役員であったクリフォード・ロバーツ(愛称:クリフ)は若い頃は紳士服を売り、油田で成功し、投資家として有名になりました。そして、彼はオーガスタ・ナショナルGCの会長に上り詰め、マスターズで独裁的な実権を握ることになります。

二人の出会いは共通の知人がいることから始まります。ボビーが理想のゴルフ場建設の計画を、知人や仲間に語り始めたころ、その中の一人にクリフォード・ロバーツがいたのです。オーガスタの土地取得に当たって出資した5人の内の一人はクリフォード・ロバーツでした。

オーガスタ・ナショナルGCの実権を握る

オーガスタ・ナショナルGCを運営するに当たり問題がありました。たくさんのメンバーがいると「まとまるものもまとまらなくなる」ということです。そこで当初出資者の一人スポーツ記者のグラントラント・ライスが運営権をボビー・ジョーンズとクリフォード・ロバーツの二人にしてはどうかという提案をすると全メンバーの同意を取り付けたのです。

性格的にボビー・ジョーンズはこのようなことに不向きな部分があったため、実質的に神経質で頑固なクリフォード・ロバーツがオーガスタの実権を握ることになります。もちろん、「ボビー・ジョーンズはどのように考えるだろうか」ということが前提になりますが、クリフォード・ロバーツの考え方が色濃く表れてきます。

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クリフォード・ロバーツの功績

「マスターズ」大会名称を付けたのもクリフォード・ロバーツです。ボビー・ジョーンズはこの名前を嫌っていましたが、クリフォード・ロバーツが根回しをしてマスコミに伝わります。最終的にマスターズと呼ばないのはボビー・ジョーンズだけになっていました。正式には1938年からマスターズが大会名になります。

クリフォード・ロバーツの考えが今もゴルフ界に残っています。ギャラリーにプレーの邪魔をされないようにするロープ、正面観覧席、テレビ中継の基礎などがそれに当たります。スコアボード、スコアのアンダーとオーバーの方式(アンダーは赤色)もクリフォード・ロバーツの考えということになっていますが、実際は受け売りです。しかし、採用したのはクリフォード・ロバーツですから間違いではありません。

クリフォード・ロバーツの悲しい結末

最終的にボビー・ジョーンズとクリフォード・ロバーツの仲はかなり悪化していたようです。オーガスタのメンバーもクリフォード・ロバーツの仲間ばかりなっていました。それをボビーは快く思っていなかったようです。ボビー・ジョーンズが亡くなったときクリフォード・ロバーツは葬式にも呼ばれないという関係でした。

クリフォード・ロバーツはアイゼンハワー大統領に力を貸した人物です。アイクスポイントでアイクやマスターズの思い出を胸にピストル自殺し生涯を終えます。ここにマスターズの独裁者がいなくなります。

クリフォード・ロバーツの死後、度重なるコースの改造がされています。もちろん、現在のゴルファーの力量を考えてのことなのですが、果たしてクリフォード・ロバーツが現役で生きているとすれば、そのようなことをさせたかどうか分かりません。

大変な悪人のように語られるクリフォード・ロバーツですが、擁護する意見もたくさんあります。そして、彼がいなければ現在のマスターズはありえませんし、その他のトーナメントももっと違う方向へ向かっていたかもしれません。

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