グリーン周りの深いラフ対策
グリーン周りの深いラフ対策

”けん”です。本日のゴルフレッスンは「グリーン周りの深いラフ対策」です。この季節になると梅雨の雨を含んだ青々とした芝が全面に敷き詰めてゴルフ場は鮮やかになります。

そんな目を奪われるような美しい景色とは裏腹に、ラフは私たちに牙をむけてきます。ティーショットをラフに入れてしまうとセカンドはグリーン周りまで持ってくるのがやっとのときもあるくらです。

まともにコントロールできない状況の中、花道にボールを落とすことなど誰にでもできることではなく、グリーン周りの深いラフにつかまることもしばしばあるはずです。

グリーン周りのラフにつかまったとしても、ボールの状態によっては何も気にすることなくアプローチできるときもありますが、深いラフからはボールがどんな形で飛び出すのか予想もつかない状況に陥るときもあります。そのようなときの対策についてお話します。

まず、大切なことは、ボールを見つけること。この時期はボールが見つからずロストボールになることがよくあります。セカンドショットを打つときはキャディさんが見ていてくれるとはいえ、実際に打ったのは自分です。

ボールの行方は自分自身が一番分かっているはずです。ロストボールにならないようにしっかりと落ち際を見るようにしましょう。ボールが見つからなかったとしても、ある程度の場所が分かっていることで、人数をかければすぐに見つかります。時間の短縮にもつながります。

ボールが見つかったらライを確認してください。このときクラブは3本ほど用意しておきたいものです。ライを確認後キャディバッグに取りに行ったり、キャディーさんに取りに行ってもらうのではなく、普段アプローチで使うであろうクラブを3本持っていけば大抵の場合、それでまかなうことができます。

これも時間短縮ですし、クラブを取りに行くだけで心拍数が上がるものです。当たり前のことですが、落ち着いてプレーする状況を作り出すのも上達の秘訣です。

どうしても距離感をイメージできない場合は、ピンに寄せる気持ちは捨てグリーンに確実に乗せることを考えましょう。そのためには2つの距離をイメージすることが大切です。

1つは最低でも手前のラフを越える距離感。もう一つは、最大でもグリーン奥にこぼれない程度のアプローチの距離感です。この2つの距離感の間にピンがあるわけです。その間でアプローチをすることに集中することです。

同じような状況を繰り返すたびに距離感は研ぎ澄まされてきます。

これで今年の夏は深いラフを克服できるはずです。

ではまた