2009全英オープン最終日

”けん”です。全英オープンファイナルラウンド。世界の主役タイガー・ウッズ、日本の主役石川遼、二人の主役が予選落ちしたなか、決勝ラウンドで主役を張ったのは、59歳還暦間近のトム・ワトソンでした。

最終日もワトソンの正確なショットは狂うことなくフェアウェイをキープしグリーンを捉えるものでしたが、パッティングが少しずつ崩れてきて入れゴロ外しゴロのパットでは、ほとんど入らない状態になりましたが、プレッシャーにも崩れないショットとターンベリーのギャラリーのおかげで気持ちよくラウンドできスコアを保っている感じでした。

試合巧者ワトソン

脇役になってしまいましたが、リー・ウェストウッド選手が4日間の内の71ホールを支配していたと思います。ただ、最終ホールのワトソン(-3)がティーングラウンドからみているとき、ウェストウッド(-2)はフェアウェイバンカーからのショットをしていました。

とても乗せれるような場所ではなかったのですが、そこから、距離はあるもののグリーンにしっかりと乗せてきます。今大会、最初で最後のギャンブルをしたウェストウッドのフルスイングはこの4日間で初めてのような気がして気迫を感じました。

グリーン上でもいろんな意味で、ワトソンの試合巧者の部分がみえました。ウェストウッドがセカンドショット打ったフェアウェイバンカーからグリーンまで歩いていき、長いパッティングラインを読んでいます。ここまで時間はタップリあったはずです。それなのに・・・

ワトソンは18番のティーングラウンドからティーショットをしないのです。ボールに向かってみては、もう一度、後ろからターゲットを確認してみたりしてなかなか打とうとしません。ウェストウッドが「さぁパッティングするかな」ってときにボールの前にあったゴミが気になったのか拾ったことでまだパッティングに時間がかかりそうと判断し、ワトソンは意を決し、仕方なくティーショットした感じでしたね。

許されるならば、ウェストウッドのパッティングの結果をみてティーショットをするつもりだったのか、それともウェストウッドに自分のティーショットのミスを悟られないようにしたかったのか(結果ナイスショットでしたが)、または、ウェストウッドのパッティングの直前にティーショットの歓声でウェストウッドを混乱させたかったのか、そんな気がしてなりませんでした。

ウェストウッドの夢散る

ワトソンは、それまでにも同じ距離の残ったパッティングで相手に対して、「お前から打て」みたいな仕草をしていたことを”けん”は見逃しませんでしたので、結構、ずるさを持っているというか、、ローカルレベルで言えば、年齢勝ちを主張してきそうなオッサンなんだな!ッて気がしていました。

ウェストウッドのパッティングは、バーディを狙ったもので返しも外してしまい優勝の二文字は消えてしまいました。雰囲気的にはウェストウッド選手が優勝しそうな感じだったので”けん”としてはかなりガッカリしました。それでもウェストウッド選手のプレーはとても素晴らしいもので見ていて気持ちの良いものでした。

プレーオフになりシンクが初のメジャー制覇

ワトソンのセカンドショットが、グリーンの奥にこぼれ、寄せも入れゴロ外しゴロ。これを打てずになんと前に-2でラウンドを終えていたスチュワート・シンクとのプレーオフになりました。全英オープンは4ホールでプレーオフを争うことになります。

ワトソンは、体力的なものなのか、それとも集中力が切れてしまったのか、スコアを大きく崩す結果になり、シンクが初のメジャー制覇を成し遂げました。シンクとしては、あれだけ露骨にワトソンを応援するギャラリーを背にすることはとてもやりにくかったはずです。

確かにワトソンが優勝すれば、いろんな記録を塗り替える歴史的な結果になったのでしょうが、世代交代を揺るがすワトソンの存在は、テレビで応援しているものからすると目の上のたんこぶのような気がしてなりませんでした。

あくまで”けん”の偏見的な考えでした。当然、世間はワトソンびいきだったと思います。

ではまた