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石川遼プロが三井住友VISA太平洋マスターズで優勝しました。最後の勝利から2年という期間があいての優勝になりました。

私たちの年代の2年と20代前後の2年という歳月は明らかに違います。若いころの2年間ということになると、実感としてたいへん長く感じるものですが、これを20代に生きる人が感じ取ることは不可能です。年を取って初めて「あの頃は・・・」と分かることです。

若いころは、色々なことを感じることが新鮮で、そのすべてを理解することに(頭の中で整理すること)時間がかかることが同じ2年でも長く感じると何かで見たようなきがします。

石川プロは、ローリー・マキロイ選手、リッキー・ファウラー選手と共に、3Rとして名を連ねています。ローリー・マキロイ選手は、ご存じのとおり世界ランキング1位となり名実共に世界No.1になりました。リッキー・ファウラー選手もアメリカでは大人気のプレーヤー。なかなか勝てなかったもののPGAツアーで勝利しました。

共に、世界で活躍しています。一方、3Rの一角、石川遼選手はというと、スコア58など世界をあっと驚かせた時期もありましたが、結果的に今現在でも世界を相手に戦うところまでは行っていないのが現状です。

国内トーナメントでは、毎回石川プロ中心に放映されていますが、それだけに石川プロのもがき苦しむ姿が私たちの中で印象的に映ってしまいます。予選落ちもしばしばで、決勝ラウンドに進み、良い位置につけていても最終日には優勝争いの中に入れないことを繰り返しています。

石川選手の今回の優勝が何かのキッカケになりそうな気もします。そうなってほしいものです。

国内男子ツアーも最終戦の日本シリーズJTカップが終わりました。藤田寛之選手の圧倒的な強さが印象的で、谷口徹選手と共にベテラン選手の活躍が目立ちました。

藤田選手と言えば、ヤマハのクラブを使っているプロゴルファーで、個人的にも思い入れがあります。私もヤマハのアイアン、ドライバー、キャディバックなどを使っていた頃がありました。

また、藤田選手はずいぶん前からパーリー・ゲイツのウェアを着用しています。パーリー・ゲイツは当時から他のゴルフウェアと一線を画すところがありました。もちろん値段は張りますが、男性から見ると格好よく、女性からすると可愛く見えます。ちなみに家内はパーリー・ゲイツのキャディバッグを十数年使っています。

その藤田選手から日本の若手選手に苦言を呈しています。「自分たちが活躍するようではいけない」と言っています。

活躍するためには、1ホール、2ホールで追いつくとか取り返すといった冒険心も大切ですが、優勝を争うような場面で、高いレベルでプレーできるか、それに耐えられるメンタル面の強さを持ち合わせているか、など様々な条件があると思います。

43歳の藤田寛之選手は2010年からこの最終戦を3連覇という偉業を達成しました。藤田選手の言葉は、何も思い上がりから発した言葉ではありません。

ベテランから若手ゴルファーへの辛口のエールです。

「君たちはもっとやれるはずだ!」

環境が恵まれているだけに、そこに満足することなく、邁進するゴルファーがきっと強くなるのでしょうね。

ではまた