ストロングポイントを見つける

3Rといえば、ローリー・マイキロ、リッキー・ファウラー、石川遼の3選手のことです。全英オープン3日目が終了して1位がマキロイ、2位ファウラーということでしっかりと結果を残しています。3Rの二人の活躍に石川が入っていないのが残念です。

ストロングポイントを見つける

現在、世界のゴルフ界をけん引しているのは紛れもなく、アダム・スコットであり、ババ・ワトソン、マット・クーチャー、フィル・ミケルソンであり、まだまだ本調子ではないタイガー・ウッズです。この中にローリー・マキロイらが割って入っている状況です。

そして3Rに続いて期待されているのが、ジョーダン・スピース、松山英樹らです。

松山はどんな大会でも臆することなくプレーしているのがこれまでの日本人プレーヤーとは違う部分です。メジャーのラウンドを見ていてもパーを取ることに関してストレスのかからないプレーをしてくれます。そのため期待してしまいまいすし、それに応えてくれる部分があります。

今回の全英オープンでは、今のところ結果はイマイチかもしれませんが、そのうちやってくれると信じています。やはり世界で活躍するためには何かしらストロングポイントが必要になりますが、松山はそれをいくつか持っていると思います。

アマチュアゴルファーが見習うべきスイングのリズムであり、パッティングもそうです。強いドロー系の球筋も松山のストロングポイントでしょう。

しかし、石川にはそれがなく、すべてにおいてオールマイティですべて優れていますが、とくにここが優れているという部分は見えません。厳しい言い方かもしれませんが、石川のストロングポイントを見つけることが浮上のきっかけになるのではないでしょうか。(アプローチが飛びぬけて上手かったり、粘り強かったり)

すべてに優れているということは、逆にいうと何も飛び抜けたところがないということです。すべてに優れているといえば、タイガー・ウッズですが、タイガーがデビューした時にみなさん感じたと思います。

あの飛び抜けた飛距離に驚いたものです。その飛距離のアドバンテージを生かし、コースの罠をすべて飛び越え勝ってしまうタイガーに今後のゴルフはタイガーを中心に回ることになると誰もがそう感じたわけです。

タイガーに飛距離に負けじと、フィル・ミケルソン、アーニー・エルス、ビジェイ・シンらが使い始めたのが、飛ぶボールであり、フェース面の薄い反発系のドライバーであり、そして最も変わったのが飛距離を出すためのスイングです。

また、ゴルフコースも年々飛距離が伸びていきました。その間にタイガーは飛距離のアドバンテージを利用して、コントロール重視のゴルフを確立してしまいました。

アマチュアゴルファーでも同じことがいえます。何か飛び抜けた部分を自分に作ること、それがゴルフを強くします。自分のストロングポイントって何ですか?今から作っても遅くはありませんよ。

ちなみに、タイガーがデビューした当時ですが、

3Wでキャリーが300ヤード、2Iでキャリーが270ヤードでした。驚きでしたね。

ではまた