アッパーブローに打つために-その2

”けん”です。本日のゴルフレッスンは「アッパーブローに打つために-その2」です。前回はアッパーブローの簡単な解説をしました。

普通にティーアップして打てば勝手にアッパーブローのスイングになり、アッパーに打つための条件としてボールの位置に気をつけることをお話しました。

アッパーブローに打つために-その2

今回はアッパーブローの雑記です。”けん”が思っていることなので間違っているかもしれませんし、「そうじゃないよ」と言う方もいらっしゃると思いますが、あくまで個人的な考えです。これを読んでみなさんもいろいろ考えてみてください。

どうしてアッパーブローに打ちたいの?

どうしてアッパーブローに打とうとするのか、考えたことがありますか?ロフト角度が少ない(立っている)ドライバーでアドレスすると不安がよぎるものです。特に力のないゴルファーにとってみればボールがまともに上がるのか心配になります。

実際に飛ばなくても200ヤードは飛ぶであろうドライバーショット。ロフト角度が気になり、キャリーが70ヤードほどしか飛ばなければ、ランは出たとしても100も行かないことも考えられます。ちょっとしたミスが命とりになりかねないわけです。早めに地面に着地してしまったボールはフェアウェイであろうと前に進むことを阻まれてしまいます。

キャリーぼーるであれば、相当なアゲインストでない限り、ボールを邪魔するものはほとんどなく、それなりに飛距離が出ますし計算できます。ランはほどほどでもチョロするよりも遥かに飛ぶことになるのです。

また、「アッパーブローに打つ」ということが、何か特殊なことをするかのように感じてしまうからではないでしょうか。アッパーブローはティーアップすることで勝手にアッパーなると考えを変えるべきだと思います。

アッパーブローでロフト角度を無駄に大きくしている

ロフト角度が10度だったとして、一般的にボールの飛び出す角度はそれに3・4度プラスした約14度とした場合、無理にアッパーに振っている人はインパクトの瞬間にすでに14度とか15度くらいなっていると考えられます。

それだけスピンもかかってしまいます。それが縦のスピンであれば飛びませんし、ドライバーのショットです、かなりボール速度が速いのでサイドスピンがかかっていればボールは急激に曲がることになるはずです。チーピンではないでしょうか。

14度とか15度はスプーン(3W)と同じくらいのロフト角度です。思い出してみてください。ドライバーとフェアウェイウッドの飛距離があまり変わらないと嘆く人がいます。もしかしたら間違ったアッパーブローで打っているのかもしれません。

せっかくのロフト角度を無駄にしているかもしれません。ボールは空に飛ばすのではなくピンに向かって飛ばなければ意味がないのです。

レベルに振ることで十分アッパーブロー

スイングはわざわざカチ上げなくても最終的にはフィニッシュの位置に収まることになっています。インパクト付近ではレベルに振るくらいの気持ちで十分アッパーブローになっているものです。「ボールの横からレベルのままで押してやる」くらいで良いと思います。

パワーのある人はボールを上げるのはクラブに任せてレベルに振っていきましょう。パワーのない人はロフト角度の大きいドライバーにしてください。そしてレベルに振ってください。

ゴルフを始めたばかりの人は、今後自分がどのくらいゴルフにのめり込むかも考えて選びたいものです。”けん”は初心者だから簡単なドライバーという考えは間違いだと考えています。

簡単なドライバーというのは打てば真っ直ぐ飛ぶ確率が上がりますが、それは自分の技術を隠せるだけクラブに遊びがあるからです。この遊びがスイングを不安定にさせる理由があるのです。

次回はそのことについてお話します。

ではまた