ゴルフな気分-ゴルフクラブの選び方/売れ筋ギア

アイアンはグリーンを狙うときに使用するクラブです。飛ばしたい距離毎に使う番手が違います。アイアンをまともに打てるようになるとドライバーもそこそこ打てます。私たちがゴルフをはじめたばかりのころは上司に7番アイアンを打てるようになったらゴルフに連れて行ってやるなんていわれたものです。

アイアンさえ打てれば何とかなるということでしょう。以前の初心者のアイアンの選び方はまさに上司の言われたとおりに買っていました。そして、今ほどアイアンのクラブセットや組み合わせがなかったのも事実です。

アイアンのヘッド形状

アイアンに限らずゴルフクラブの見た目の特徴はクラブヘッドに表れます。アイアンのヘッド形状は大きく分けて4つに分類されます。

キャビティアイアン

現在、アマチュアの中で最も利用している方が多いのがこのキャビティバックのアイアンです。アイアンの裏側が大きく凹んだ(えぐれている)ものです。これによりクラブの重量を軽くできました。軽くすればアイアンのヘッド自体を大きくできますからアイアン版デカヘッドとでもいいましょうか、その分スイートスポットも広くなりました。

キャビティバックアイアンのヘッド形状

ヘッドの底も幅があります。幅が広いとやさしくなります。単純に考えて底の幅が包丁みたいにとがっていたら、手前で少しダフると突き刺さってしまいますよね。幅が広いと刺さり方が小さくなりダフってもある程度までなら打てるのです。ですからフェアウェイウッドのほうがダフっても飛ぶということになります。

キャビティアイアン(ゴルフクラブ)は近年とても進化しました。重量配分を変えることによって大型ヘッドを可能にし、スイートスポットを広げる事ができました。最近は行き詰まりの傾向がありますが、マイナーチェンジをしてメーカーから発売されています。

マッスルバック

昔から使われているマッスルバック。むずかしいといわれていますが、キャビティを使っていたプロもここにきてこぞってマッスルバックに戻ってきています。

ヘッドが小さく、スイートスポットが狭く他のアイアンに比べたら飛びません。初心者向きではないといわれています。しかし、個人的には初心者の方であってもマッスルバックでもいいと思っています。以前ほどのむずかしさもなくなりました。挑戦してみてください。

今から始めるのであればマッスルバックもいいと思います。スイングが良くなりますし、ドライバーなど他のクラブにも影響を与えられると思いますヨ。

ハーフキャビティ

ハーフキャビティはマッスルバックとキャビティバックアイアンの中間と思ってもらうといいでしょう。

ハーフキャビティアイアンのヘッド形状

キャビティバックのやさしさも欲しいけどマッスルバックの打感や抜けのよさも欲しい!そんな欲張りアイアンです。男子プロゴルファーの使用率はかなり高いのがハーフキャビティアイアンです。

中空アイアン

中空アイアンは言葉のとおり、中が空洞になっているアイアンです。見た目はマッスルバックという以前から使われていたアイアンに似ていますが、打ちやすさそのものはキャビティバックに近いです。

中空アイアンのヘッド形状

そのためよく飛びます。気になる厚みも改善されてきました。初心者でも十分打てるクラブです。重心深度が深くボールがよく上がります。

ハーフクラブアイアン(セット)

ハーフクラブは飛び飛びの番手(たとえば5I、7I、9I、PW、SW)。初心者用みたいな感じでいわれますが、非力なゴルファー向けではないでしょうか。たとえば7番と8番アイアンの飛距離の間隔が5ヤード程度なら間を1本抜く事により10ヤードにできます。非力な方はハーフのクラブセットにフェアウェイウッドやユーティリティを充実したほうがいいと思います。

今後の取り組みで違う

初心者の方はゴルフに対する今後の取り組み方で選び方も変わってくると思います。年に1回程度しかゴルフをしないとか、練習もしないという方は間違いなくゴルフ場や練習場のレンタルにしたほうがいいでしょう。

今後ゴルフを趣味にしたい、競技ゴルフに参加したい方は長く使うものですから、できるだけ間違いのない選択をしたいものです。やさしいクラブものいいのですが、結局、最後はプロ使用なんてことになるんです。現在のアマチュアは目が肥えていて良い物と悪い物にはとても敏感です。それなのに”初心者にはこれだ!”みたいな紹介の仕方。間違ってますよね。

プロのクラブは使えないのか?そんなことはありません。プロより飛ぶアマチュアはたくさんいますよ実際に。逆に考えると飛ばなくてもスコアはどうにでもなるということです。

せっかくこのページに来てもらっているのですから、間違ったクラブ選びだけはして欲しくありません。だってアイアンは高い買い物ですからね。