ゴルフな気分-ゴルフクラブの選び方/売れ筋ギア

アイアンセットを購入するときに決め手となるのは、「好きなアイアンメーカー・ブランド」、「好きなプロゴルファーが使っているアイアン」、「スチールがいい」などが多いと思います。

買ったはいいが、全く打てないぞ!やっぱりトッププロが使っているクラブだから自分には合っていないのかな、といういい訳で諦めてしまっていませんか?ライ角が合っていないのかもしれません。

ライ角とは

パンフレットやメーカーHPに書いてある情報にライ角というものがあります。これは簡単にいうとアイアンのソールを地面にベッタリと着けたときにシャフトと地面が作り出す角度です。

アップライトのアイアンを選ぶ

いろんなアイアンを確認してみてください。アイアンによってライ角が違うのです。このライ角は方向性に大きく関わってくるのです。

ライ角が合っていないと方向性が悪くなる

トウ側が浮いているとボールは、左に飛び出すことが分かります。ヒッカケのミスが自分自身からではなくクラブから生じてしまうのです。

トウが浮くとヒッカケのミスが出やすい

ヒール側が浮いているとボールは右に飛び出します。何度打っても、間違っていないスイングをしたとしてもボールは弱々しい球筋で右へ飛ぶのです。

ヒールが浮くとつかまりが悪い

これがライ角が合っていないということです。

最悪、ライ角が合っていないクラブを使うことで、正しいスイングを間違ったスイングに変えてしまうことがあります。クラブソールを地面に着けてそれに対してアドレスをする、これではゴルフクラブに私たちのスイングを合わせることになってしまいます。

正規メーカーのアイアンでもライ角に誤差があることも

私たちは購入したアイアンセットが常に正確に作られていると考えています。しかし、そんなことはありません。すべての番手というわけではなく、その中の1本とか2本、ライ角があっていないクラブがあることがよくあります。

個人的な経験からの話ですが、7番アイアンだけに何となく違う感じを受けていました。あるネットショップにクラブを送り調べてもらうと7番アイアンだけがややアップライトになっていたのです。

ここは私がいつも使っているゴルフショップでプロゴルファーの方もときどきクラブの調整をお願いされるようです。私が感じるくらいですから、もしもプロが私のクラブを使うとすぐにでも取り替えることになるはずです。

ライ角を調整する

私のアイアンセットに起きていたことは、7番アイアンだけが違う感じがするものでした。ショップで計測してもらうと明らかにライ角がずれていたわけですが、その他すべてのアイアンのライ角を調整してもらったのです。

実は、7番アイアン以外のクラブはメーカーのライ角値に合っていたのです。7番アイアンだけがアップライトになっていたわけですが、その7番アイアンのライ角が自分に合っていることが判明するという何とも悲しいものでした。自分自身がゴルフクラブにスイングを合わせていたことになります。

私はこうした!ライ角調整

私の場合、新しいアイアンセットを手に入れたあと、ゴルフ練習場で数日練習します。できるだけアイアンのソール部分を”拭かない”ようにするのです。すると人工芝のカスがソール部分に付着します。これでライ角がアップライト設定なのかフラット設定なのか、ピッタリ合っているのかが分かります。そのままの状態でゴルフショップへ送ります。

一応すべて打ちます。「5番アイアンだけでもいいよ」と言われますが、新しいクラブなのですべてを打つようにしています。できるだけたくさんの情報を送りたい気持ちです。人工芝がつかない場合は、マジックを使いソールに色を塗りボールを打つといいでしょう。・・・と言われました。

みなさんもライ角の調整は、お近くのショップに持ち込めば行なっていただけるはずです。近くにショップがないのであれば、ネットで探してみるといいでしょう。たくさんのゴルフショップが存在します。リシャフト屋さんが良いと思います。

値段もピンきりです。一本当たり1000円くらいだと思います。私がお世話になっているところは、あわせてロフト調整も行なっていただけます。本数が増えるとお金もかかりますが、8本セット以上で調整してもらうと6000円です。

ネットのリシャフトショップにお願いする場合は、一本づつ行なうと送料がバカになりませんのでセットで行なうことをおススメします。

ちなみに、ライ角はアドレス時、トウ側にコインが2枚入る程度が望ましいということを聞いたことがあります。これはシャフトのねじれを考慮した考え方だと思います。現在はシャフトの種類も様々ですので、この辺もリシャフトのプロに任せたほうのではないでしょうか。

ライ角調整できないアイアンもあるので注意

所有されているアイアンセットをライ角調整してもらおう!と意気込んでいてもお店で断られる場合があります。これはアイアンヘッドの素材の問題です。自分のアイアンがライ角調整できるのかできないのか分からない場合は、お店で聞いてみるといいでしょう。クラブ素材を調べてもらえると思います。

アイアンの製造方法は、型に金属を流し込む鋳造、熱して柔らかくした金属をプレスする鍛造があります。一般的に鍛造はライ角調整できるのですが、鋳造の場合は、素材に硬いものを使うためできないほうが多いようです。

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