ピン(PING)のアイアンはマッスルバック全盛の1980年代に、歪ともいえる元祖キャビティバックアイアンを作り出しました。ネック形状も曲がっていて(グースネック)とても良い形には見えないのですが、これが大ヒット。トッププロも使うことでアマチュアにも飛び火。それが「ピンアイ2」。
「ピンアイ2」は当時ではめずらしいライ角を選ぶことができる販売形態で一気に広がりました。バックフェースに真ん中の丸い部分に色が入っていって、5種類の色によってライ角が選べるようになっていました。
このピンアイ2があまりにも強烈な印象を与えこれを使うプロはとても強かったので、現在の溝規制と同じく問題になるほどでした。そんなアイアンを開発してきたピンアイアンは現在もその形を継承しています。今ではまったくめずらしくなくなったキャビティバックアイアンですが、ピンのそれはやはり伝統を感じます。
ピンアイアンはレフティー(左利き)が充実しています。左打ちの方でクラブ選びに悩んでいる方はピンアイアンを1つの選択肢にしてもいいでしょう。
商品がなかったらこちらのサイトを覗いてみてください!(ほかのスペックなど)ピンアイアン
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ピンのアイアンは形に特徴がありますが、その中にはマッスルバックの打感に近いものもあります。それが「S59」というアイアンです。現在では見かけることはありませんが、同伴者に使っている人がいて「めずらしいアイアンを使っているなぁ」ということで気になっていました。
「S59」はなかなかハードなアイアンで形的にはマッスルバックとキャビティアイアンの中間的なアイアンです。ハーフキャビティといったほうがいいのかもしれませんね。
2010年に発売されたピンのアイアンに「ANSERアイアン」がありますが、これは中空アイアンです。見た目にはピンの伝統的な形を残しながら中空アイアンらしくないシルエットになっているようです。
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