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現在、日本のゴルファーのウェッジのヘッドタイプの主流はアメリカンタイプのウェッジです。クリーブランドの588ウェッジタイトリストのボーケイウェッジがその代表的なアメリカンタイプのウェッジです。それではアメリカンタイプのウェッジとはどういうものでしょう。

ストレートネックのウェッジ

ストレートネックのウェッジはフェースを開いて使っても違和感なく構えることができます。

アメリカンタイプウェッジは基本的にストレートネックで出っ歯ウェッジです。出っ歯とはリーディングエッジが丸い形で前に出ているように見えます。

このアメリカンタイプで有名なのがクリーブランドの588ウェッジやタイトリストのボーケイウェッジです。共に完成されたウェッジでいまだに人気があるロングセラーモデルです。

ストレートネックのウェッジ

考えてみてください。ドライバーは年に数本変えるし、アイアンだって1~2年もすれば変えたくなるものです。それなのにこの588は1990代からずっと使われているんです。いかに588の人気が凄いかが分かります。

アメリカンタイプウェッジの特徴

日本のゴルフ場も洋芝が増えてきて、ボールがフェアウェイにあったとしても少しだけボールが沈むようになりました。それだけにアメリカンタイプのウェッジが主流になったのはうなずけます。

アメリカンタイプの特徴は、小ぶりで出っ歯なので沈んだボールを拾いやすく、ディアドロップ型という滴に似た形、よってヒール寄りの部分が低くなっているのです。

ヒール部分が低くリーディングエッジが丸いため開いて使っても違和感がなく、トウ側で打てますのフェース面を長く使える効果がありスピンを効かせやすいのです。また、形からもシャンクが出にくい形状です。

バンカーからのショットはこのストレートネックのほうがボールを拾いやすいです。

日本型ウェッジはグースネックタイプ

グースネックのウェッジはアメリカンタイプのウェッジが使われる前まで日本で普通に使われていたウェッジです。ジャパニーズタイプとでも言っておきましょう。

日本型ウェッジはグースネックタイプ

日本の芝はそれまで高麗芝がほとんどでボールが浮いた上体からのショットで良かったわけです。尾崎将司選手の影響が大きいといわれています。

日本型ウェッジの特徴

グースネックなのでヘッドの座りが心地よく、自然にハンドファーストに構えることができます。それによりダウンブローがオートマチックに打てることになります。

ロングアイアンにもよく使われるのがグースネックです。ボールのつかまりがとてもいいのです。とくに日本型のウェッジは、ヒール側に高さがあるのでヒールよりで包み込むようなショットが可能になります。

自然にハンドファーストになりますのでボールが低く飛び出しやすい特徴があります。低く飛び出しキュッキュッと止まる難しいアプローチも、このグースネックのウェッジで簡単にできることになります。

バンカーショットはストレートネックほどやさしくはありませんが、アプローチでボールを右側に置くことを考えると、ソールの広さやバウンス角度でやさしさはグッとアップします。

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