鋼製のシャフトのことです。
もともとのクラブシャフトは木製のものばかりで、ヒッコリーシャフトが人気でした。シャフトは削り出して作っていたので同じ素材でも全く同じものはなく、しなったり、しならなかったりでクラブごとに癖がありそれに合わせてボールを打たなければいけなかったのです。
スチールシャフトが開発された当初は、重くて、しならないために、なかなか人気が出ませんでした。ヒッコリーシャフトと違いクラブの品質が均等になるため、クラブごとの癖がなく、技を磨くために多大な時間を要することがなくなります。
のちに全英オープンを何度も制覇することになるヘンリー・コットン(イギリス)がアメリカでホートン・スミスがスチールシャフトを使って活躍しているところをみて衝撃を受けます。若いホートン・スミスはスチールシャフトで育った時代でスイングが全てのクラブで同じようにスイングできていたのです。(※ホートン・スミスはのちにマスターズの初代優勝者になります。)
スチールシャフトはR&Aが認めていませんでしたが、結局は1929年には認定されます。スチールシャフトを使っていた英国皇太子のトーナメント失格をさけるためではないかと言われています。スチールシャフトが公認されると、挙って誰もが使うゴルフ道具になりました。
トゥルーテンパー社がスチールシャフトを販売したのは1925年で、1941年には「ダイナミック」を開発します。現在、主流の「ダイナミックゴールド」は1980年に発売されています。
アイアンシャフトがカーボンになって人気が爆発したものの、スチールシャフトのブレの少なさもあり、現在は、スチールの良さを再認識されています。
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